1552もの引用文献スタイルがあるので大概のものはあると思うのですがない場合もあります。例えば"Catheterization and Cardiovascular Interventions"という私の投稿したい雑誌の引用文献スタイルもありません。それで新しく引用文献スタイルを作成してみました。
Mendeleyで新しく引用文献を作成する方法はMendeleyのホームページでも解説されています。
HOWTO: edit citation styles for use in Mendeley
当然1から作成するのではなく既存のスタイルを修正することにより作成する方が早いので
C:\Program Files\Mendeley Desktop\citationStyles-1.0
にあるデフォルトのスタイルをコピーしてcustom styles locationにコピーします。
ただこのcustom styles locationの場所はMendeleyの解説とは違う場所にありました。
Mendeleyホームページでは
C:\Users\
でしたが実際には
C:\Users\
にありました。
でこれをMendeleyのホームページを参考に修正します。cslファイルはWindows附属のメモ帳で開いて修正します。
例えばbibliographyの(Andersson et al. 2004)を[Andersson et al. 2004]に修正したい場合は
<layout prefix=”(” suffix=”)” delimiter=”; “>を
<layout prefix=”[" suffix="]” delimiter=”; “>と修正すればよいのです。
といってもなかなか自分が修正したい場所はどこなのかを探すのが大変でした。例えばCatheterization and Cardiovascular Interventionsではauthorが何人いてもet alを使用せず全員記載するようにとのことでしたので
<bibliography et-al-min="50" et-al-use-first="49" entry-spacing="0">として50人以上のauthorがいればet alを使用するといった風にちょこちょことvancouverスタイルをもとに変更しました。
Catheterization and Cardiovascular Interventions用のcslファイルを下に置いておきます。いつか誰かの役に立てば幸いです。以下の部分をコピー、メモ帳にコピーしてC:\Users\
もっと詳しくCSLを調べたければCitation Style Language 1.0で詳しく調べられます。
しかしながらJournalごとに引用文献スタイルが異なるのは如何なものでしょう。伝統芸能ではあるまいし様式美にこだわってもって思ってます。統一した引用文献スタイルになればよいな、と思います。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<style xmlns="http://purl.org/net/xbiblio/csl" class="in-text" version="1.0">
<info>
<title>Catheterization and Cardiovascular Interventions</title>
<id>http://www.zotero.org/styles/Catheterization and Cardiovascular Interventions</id>
<link href="http://www.zotero.org/styles/vancouver" rel="self"/>
<author>
<name>Naritatsu Saito</name>
<email>naritatsu@gmail.com</email>
</author>
<category field="medicine"/>
<category citation-format="numeric"/>
<updated>2010-05-25T22:00:05+00:00</updated>
<summary>
The style is made based on vancouver style</summary>
<link href="http://www.nlm.nih.gov/bsd/uniform_requirements.html" rel="documentation"/>
</info>
<macro name="author">
<names variable="author">
<name sort-separator=", " delimiter=", " initialize-with="" delimiter-precedes-last="never" name-as-sort-order="all"/>
</names>
</macro>
<citation collapse="citation-number">
<sort>
<key variable="citation-number"/>
</sort>
<layout prefix="(" suffix=")" delimiter=",">
<text variable="citation-number"/>
</layout>
</citation>
<bibliography et-al-min="50" et-al-use-first="49" entry-spacing="0">
<layout>
<text variable="citation-number" suffix=". "/>
<text macro="author"/>
<text variable="title" prefix=". " suffix=". "/>
<text variable="container-title" form="short" suffix=" "/>
<date variable="issued" suffix="; ">
<date-part name="year"/>
</date>
<text variable="volume" suffix="."/>
<text variable="page" suffix="."/>
</layout>
</bibliography>
</style>
ありがとうございます。イナカ大学博士課程へなちょこ学生です。一年かけた実験がネガティブデータで、次の実験に入る前に、文献管理を試み始めています。
返信削除Mendeleyを昨日ダウンロードして試用してみました。慶應の論文作成支援ツール比較表をウェブで発見し、引用スタイルの編集が可能とされていたものの、CSLファイルの自力での編集って?なにそれ?と、本格導入をためらっていました。
なるほど。編集であり、一からのプログラミングではないですね。当たり前なんですが、超初心者はそのあたりでビビッてしまいます。
ホント、そもそも引用形式は、統一してほしいです。また、ぶっちゃけ、引用されている文献をちゃんと確認している査読者って、どのくらいなんだろう?と、思います。読み手としてはかなりの率で孫引きをするのです。某国の方の引用文献にはこう書いてある、とかは眉に唾をつけて、ちゃんと取り寄せて読んでみるようにしています。そもそも、出版年とかが間違っていることもあるし…。それも、こういうソフトが簡単に利用できるようになると、ケアレスミスが減り、リバイスの時の番号直しの涙もなくなっていくかもしれませんね。
これから一年、頑張れそうな気がしてきました。
ありがとうございます。
そうですよ。もう引用文献なんてハイパーリンク1つでOKみたいな時代がこないかな、って思います。そうすればその文献のどこに書いてあるかまで分かりますしね。
返信削除頑張ってください。久しぶりの書込ありがとうございました。
すみません、memdeleyを使って3年目なんですが、完全自作のレイアウトを作らないといけなくて、お手上げ状態になってしまってます。
返信削除作りたいのはpaper対象だけですが、author(last firstのイニシャル複数人ならカンマでつなぐ)title journal Vol page-page: yearです。
どれをどういじればいいのかわからず、まったくのお手上げ。
誠に申し訳ないのですが、どこが必要でどこが不要、など、簡単で結構です、お教えいただきたく、お願いできれば、幸いです。